天ぷらの起源と語源 和食探偵団 by ぐるラビ
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一番古く有名な話は“徳川家康鯛の天プラ中毒死説”です。
当時の代表的料理書『料理物語』(1643)には衣揚げもてんふらも未だ記されていません。
そして尾張藩下士の日記『鸚鵡籠中記』の元禄6年(1693)正月29日に「酒の肴、てんふら(嶋えひ、とうふ)麩にしめ」とあり17世紀末にはてんふらなる料理が注釈抜きで通用していたと考えられます。
それが18世紀半ばになると「テンフラは何魚にても温飩(ウントン)の粉をまぶして油にて揚げる也、菊の葉 牛蒡 蓮根 長いも その他も温飩の粉を水醤油でとき、塗り付けて揚げればてんふらになる『料理歌仙の組み糸(1748)』や「鯛の切り身を玉子で練ったうどん粉を付けて揚げる『黒白精味集 (1746)』」や「鰹のすり身や魚を衣揚げと
すり身揚げだけでなくテンプラと言う味噌煮、菓子、こんにゃく等も記録され、名前と料理が色々と入り組み益々複雑になります。
因みに、今日の様な天プラの商売としての始まりは、安永年間(1772?・81)の初めに屋台店からと言われています。(喜多村庭1830)
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