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第1巻(4話) 平凡の非凡 にいます。
グルメコミックの至宝、「美味しんぼ」を徹底研究!
第1巻(4話) 平凡の非凡
東西新聞社が主催する美術展にルノワールを出品してくれることになった京都の富豪(京極万太郎氏)に、感謝の意を込めて一流料亭で接待をすることになったが、その料亭の料理に京極氏が激怒、接待が失敗に終わりそうなところ、山岡さんの機転でもう一度接待することに、はたして起死回生の接待は成功するのだろうか?
この回は、以後のストーリーで活躍する重要な登場人物(キーマン)が目白押しです。ここで「美味しんぼ」のキーマンの素性をしっかり押さえておきましょう。
登場した料理・食材
料亭「花川」で出された「メニュー」
- タイの共皮あえ
- わらびのおひたし
- 伊勢海老の飛龍頭
- じゅんさいのおすまし
- 鮎(塩焼き)
京極氏が激怒したわけ
- タイ: タイは四月を過ぎると産卵のためやせて味も素っ気もなくなる、身もパサパサしている
- じゅんさい: 瓶づめなので、歯ざわりも悪く、風味もない
- 鮎: 鮎の解禁は六月一日なので、五月に出される鮎は、養殖の鮎なので香りもない
時は五月、要は、何もかもが季節外れであることが気に入らないということのようです。確かに日本料理は、季節感というものを大事にしているし、特に料亭では季節感を出すために使う食材に気を使って料理をするはずなので、京極氏のご意見はもっともといえますね。
料亭「岡星」で出された「メニュー」
- ご飯(ササニシキ、山形県余目産の庄内米)
- おミソ汁
- イワシの丸干し
京極氏が感動したわけ
- ご飯: 上手に研がれた米(汚れと余分の糠だけを洗い流し、旨味と香りをしっかりと残している)で炊かれていたから
- おミソ汁: 本物の素材でつくられた豆腐の味噌汁
- イワシの丸干し: 土佐の丸干し(京極氏の故郷産)
京極氏の背景を織り込んだ献立を出してくれたことで、故郷を思い出し、なつかしさと共に日本人に生まれた喜びを味わわせてくれたことに感動した。
辰さんの「宴」で出された「メニュー」
登場した店… 料亭「花川」
結果… ネットでは検索できませんでした。
東西新聞社は地下鉄「銀座駅」からすぐのところにある設定のようなので、このマンガにおいて日常的に立寄るお店を捜索する場合、範囲は東京(特に銀座界隈)になると思われる。
グルメな名言
この飯のツヤツヤとした輝きはどうや、まるで宝石のようやないか…、そして一粒一粒が立っとる…、しかも粒の大きさが全部そろうとるで…。
戦前の米相場で大もうけした京極氏ならではの、米に対する情熱を感じるコメントです。大金持ちになった今でも、米の研究をつづけているそうで、なんとも勤勉な方で頭が下がる思いがしますね。
作り方・レシピ
岡星の「ご飯」
山形県余目産の庄内米(ササニシキ)を、天日で乾燥し、研ぐ寸前に自家精米をして、旧式のカマドで炊いた。カマドの燃料はマキ、最後に蒸らす前に、ワラを一つかみくべている。
岡星の「おミソ汁」
国産の大豆と天然の塩を使った本物の味噌、枕崎の鰹節(雄節)の芯の部分、そして国産の大豆と本物のニガリで作った豆腐で作られている。具体的な作り方は記述がありません。
ぐるラビから一言
京極氏のコメントだが、さすがにここまで詳細に産地や素材の違いまで当て切ってしまうことは人間にはできないのでは?と感じてしまいます。自分が本物の食材で作られた食事をとり続けてきていれば、そのような微妙な違いもわかるものだったのか、今となっては確認のしようがありませんが、とにかく信じ難いお話ですね。こうゆうところがマンガなのでしょうね。
美味しんぼ研究
(第1巻)
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