さ行 1(日本料理)|美食探偵団 by ぐるラビ

さ行 1(さ、し、す、せ、そ)

西京さいきょう 魚の筋目さかなのすじめ
西京味噌を使った料理に使われる 頭から尻尾にむかってが繊維(筋)の方向です。切り身の場合筋と同じ方向に串を刺すと、身が割れてしまいます。
魚焼き網さかなやきあみ 逆包丁さかぼうちょう
魚を焼くための網です。1枚のものと2枚あわせて開くものがあります。3枚のものは間に魚を挟んで網ごと裏返せるので便利です。また炎の上に油が落ちるのをふせぐ、石綿や受けのついたタイプもあります。 包丁の刃を上に向けて使うこと。
先付さきづけ 笹打ち葱ささうちねぎ
酒の肴として最初に出す少量の料理。 ねぎを斜めに薄く切ること。切り口が笹の葉に似ているのでいう。
笹がきささがき さざ波造りさざなみづくり
ごぼうなどを小口から鉛筆を削る要領でそぎ切りにすること。切り口が笹の葉に似ているところからついた名。笹打ちともいう。 あわびやたこなど身のしまった材料に向く造り方。包丁をうねらせながらそぐように切る。切り口が波を打ったようになるのでいう。
ささらささら 差し水さしみず
魚の水洗いやわさびを洗う時などに用いる。市販のものは大きすぎるので、用途に応じて適当な大きさに束ね直して使う。 熱湯に水をつぎ足し、温度を下げること。
うどんなど、材料をゆでている途中で、沸騰を止めるために水を加えること。「びっくり水」とも言います。材料の表面が引き締まり、中はやわらかくゆで上がります。
さらすさらす 三枚おろしさんまいおろし
材料を水、塩水、酢水などにつけて、そのまましばらく置くことをいいます。
材料に含まれているえぐみ、渋み、臭みなどのアクを取り除いたり、切り口が変色するのを防ぐために、しばらく水に浸すこと。
魚の頭と内蔵を取り除き、上身2枚と中骨の4枚におろすことをいいます。
塩が回るしおがまわる 塩ひとつまみしおひとつまみ
魚介類などにふった塩が身に浸透すること。材料に適度な下味がつき、余分な水分と臭みが抜ける。また身が引きしまるので調理がしやすく、歯切れもよくなる。 小さじで計りきれない少量の調味料を「ひとつまみ」で表わします。
色紙切りしきしぎり 時雨じぐれ
野菜の切り口を正方形に切り整えて小口から薄切りにすること。 醤油、生姜、みりんなどで甘辛く茶色く煮込む料理。はまぐり、あさり、牛肉などで作る
下ゆでしたゆで 信田しのだ
火の通りにくい素材を調理したり味付けする前に、あらかじめ固めにゆでておくこと。最近はゆでずに電子レンジで加熱する方法も工夫されています。 油揚げを使った料理に使われる。和泉の信太の森に、人間に恩返ししたきつねの話が伝わる事が由来
霜降りしもふり 松花堂しょうかどう
直火や熱湯で材料の表面だけを霜が降りたように白くすること
魚や肉を、さっと熱湯に通して、表面を白く、霜が降ったような状態にすること。中まで火を通さず、さっと氷水にとり冷やすのがポイント。
茶道の食事に使う蓋の付いた箱型の容器