あ行 1(日本料理)|美食探偵団 by ぐるラビ

あ行 1(あ、い、う、え、お)

和えるあえる あく抜きあくぬき
材料につゆやたれ、衣などをからめることを「あえる」といいます。 材料に含まれているえぐみやくせを取り除くこと。例えば、なすは塩水に、れんこんは酢水にさらします。たけのこは、米のとぎ汁でゆでてあくを抜きます。
料理の色や色合いをよくするため、野菜などを水などにさらすかゆでるかして、アクを抜いたり、とめたりすること。
あくを引くあくをひく あしらいあしらい
材料をゆでたり、煮たりした時に表面に浮いてくるあくをすくうこと。あくが浮いたら、すぐ火を弱め、玉じゃくしですくったあくは2回ごとに水で洗い落とします。 料理の主材料の味を引き立てたり、香りや彩りを添えるために用いるつけ合わせ。吸物では椀づまをあしらいと呼ぶこともある。
あちゃらあちゃら 油通しあぶらどおし
唐辛子を加えた甘酢に材料を漬け込んだ料理 炒めたり煮たりする前に材料をさっと油で揚げ、余分な水分を取り除いたり、色を良くする下ごしらえの方法。中まで火を通し過ぎないこと。
油抜きあぶらぬき 油ひきあぶらひき
油揚げやさつま揚げなど、油で揚げて作られた加工食材は、使う前に余分な油を落とします。これを「油抜き」といいます。ザルにおいて上から熱湯をまわしかけたり、湯でサッと煮ます。
揚げた材料や素材自体のもつ余分な油脂を、熱湯をかけるか軽くゆでて抜くこと。
鉄板に油を塗る刷毛のことです。木綿の紐を直径4cm位の円筒形に束ねてあり、適量をまんべんなく塗ることができます。
洗いあらい 粗熱を取るあらねつをとる
造り方の一つ。魚のそぎ身を冷水で軽く洗い、余分な脂を取ると同時に、身を適度に引きしめ、歯ごたえをよくする。たい、すずきなどのほか、えびに用いる夏向きの手法。 熱気がおさまる程度まで冷ますこと。たいていの場合、室温まで自然に冷めるのを待ちます。
あられ切りあられぎり 有馬ありま
さいの目切り(約1cm角)よりも細かい3?6mm角ほどの角きり。 実山椒を使った料理に使われる。山椒の産地の兵庫県の有馬が由来
飯切りいいきり 石づきいしづき
浅く開口部の広い杉桶で、飯台とも呼びます。すしめしを作る際に、ごはんに酢を混ぜながら冷ますのに使われます。急冷させるとツヤのよいすしめしに仕上がるので、炊飯器からごはんを移して広げ、うちわで風を送ります。 しいたけ、しめじなどキノコの軸の根元の部分。固くて食べられないので、包丁で切り落とします。
磯部いそべ 板ずりいたずり
海苔を使った料理に使われる。海苔が磯部で取れることが由来 きゅうりをまな板の上に乗せ、塩をたっぷりとふり、両手の平で押さえながら転がし、色を鮮やかに仕上げる下ごしらえの方法です。
きゅうり、ふきなどの野菜に塩をふり、まな板の上でこすりつけること。きゅうりは表面のとげが取れ、傷がつくことによって塩がしみ込み、皮が柔らかくなる。ふきは皮をむきやすくなる。また、いずれも色だしした時に、より鮮やかに仕上がる。
一文字いちもんじ いちょう切りいちょうぎり
金属製の平らなへらのようなもの。箸では扱いにくい材料を返したり、崩れやすい材料を移動したりするの使う。 丸い棒状のものを縦5つ割にして小口から薄く切ること。
糸切りいろきり 色だしいろだし
身の細かい、小さい魚に向く造り方。包丁をひくようにして細く切る。細造りともいう。 野菜類をさっと熱湯に通すことによって、より色鮮やかにすること。ほとんどの場合、すぐに冷水に落とす。